【2024】オーストラリア経済の分析|結論:日本経済はすごい!?

現地生活

こんにちは、タクです!

「2024年最新のオーストラリアの経済を簡単に分析した記事が読みたい!」

「日本経済がオーストラリアよりすごいってどういうこと!?」

この記事を開いてくれたあなたはこんな気持ちがあったのではないでしょうか??

そこで今回はオーストラリアで留学中であり経済学部生の私が、2024現在の経済を分析します!

オーストラリアの経済について、前半ではGDPや成長率などを見て経済状況を紹介しました。

ぜひ後編の前にお読みください!

【2024】オーストラリア経済の状況・動向|GDPや経済成長率を日本と比較

今回後編では、

<strong>タク</strong>
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  • 人口統計
  • 労働市場
  • 私なりの結論

このような構成になっています!

この記事を読めばオーストラリアと日本の経済の強みと弱みが分かると思います。

最後の結論のパートでは

<strong>タク</strong>
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オーストラリア経済と比べて見えてくる、日本経済の努力

これついて書いていこうと思っています。

それでは一緒に経済を見ていきましょう。

人口統計

まずは人口ピラミッドです。

オーストラリアはこちら。

総人口は2700万人ほどです。20-60代の働き手の層が非常に厚いのがよくわかります。

0-20代の子供の層も少し薄くなるものの、少子化が大きな問題になっているわけではなさそうです。

2024年のものではありませんが、2025年にこうなるだろうと推定されている人口ピラミッドです。

総人口は1億2000万人程です。

オーストラリアに比べて高齢者、40-60代の働き手の層が厚いですね。

さらに特徴的なのは0-14歳人口の少なさ。少子化が深刻な状況であることが読み取れます。

これから経済成長をするうえで、人口の状態に問題があるのは間違いなく日本と言えそうです。

労働市場

次は労働者に関して就業人口、賃金などのデータを見ていきたいと思います。

就業人口比率

これはオーストラリアのものです。

https://www.rba.gov.au/chart-pack/factors-prod-labour-mkt.html

オレンジのグラフが就業人口比率で、働いている人の割合がどんどん増えていることが分かります。

政府の主に女性に対する雇用支援政策、外国からの移民の増加が要因として挙げられます。

次に日本のグラフです。

図表1-3-3 労働力人口・就業者数の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

日本のグラフは↑のオーストラリアのものと違って人数が単位なことに注意してください。

日本はオーストラリアより就業人口比率の上昇が小さく、現在の値も小さいことが分かります。

大きな要因として、女性の社会進出がなかなか進まなかったことが挙げられると思われます。

就業人口比率が高いということは

<strong>タク</strong>
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  • 経済成長の可能性が高まる
  • 労働市場が活性化される
  • 所得の増加と消費の促進

このようなポジティブな効果が見込まれるため、日本もオーストラリアに続きたいところです。

賃金

まず最低賃金から言えばオーストラリアは日本の2倍ほどで、2200円くらいです。

これだけで日本の賃金を嘆くのはナンセンスです。日本は物価が賃金と同じく安いからです。

大切なのは「実質賃金」です。

実質賃金とは物価変動を考慮に入れた賃金のことで、実際にモノやサービスをどれだけ買えるかを示す賃金のパワーのことです。

賃金が上がっても、物価上昇がその上昇分を上回れば、人々の生活はむしろきつくなりますよね?

だから実質賃金が重要なのです。

結論を言うと、

<strong>タク</strong>
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日本もオーストラリアも実質賃金はほとんど横ばい!

ここにグラフ載せられないのですが

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je22/h06_hz020105.html

Australia inflation: Eight charts showing how wages are going backwards despite rising 2.6pc (afr.com)

これらのウェブサイトからぜひ実質賃金の推移を見てみてください。

私なりの結論

これまで両国の経済を分析してきて、オーストラリアの方が良く見えたかもしれません。

正直、生活の豊かさや経済の先行きを考えると日本の方がマイナスイメージかもしれません。

でも私は、どちらを誇りに思えるかと聞かれたら間違いなく「日本の経済」と答えます。

理由を簡潔に言うと

<strong>タク</strong>
タク

日本は様々な不利を努力で乗り越え、経済大国になっているから

です。日本とオーストラリアのポテンシャルの差は特に大きいので比較していきましょう。

(ここからかなり主観入ります笑)

資源

オーストラリアは圧倒的に鉄鉱石や石炭と言った資源に圧倒的に恵まれています。

一方日本はその真逆です。

それでも資源がないならばと技術力を磨いて国際経済において台頭してきたのが日本です。

自然災害

日本とオーストラリアの共通点は「島国であること」ですよね。

しかし決定的な違いが、プレートの性質上オーストラリアには大きな地震がないということです!

これまで地震や津波によって何回日本の人々と経済がダメージを負ってきたことか…

それでも毎回何とか立ち直る日本の経済は誇らしいなと思えます。

外国人労働者

ぶっちゃけ、オーストラリアは死ぬほど外国人労働者に経済を支えられています。

日本の外国人割合は1桁ですが、オーストラリアは1/4にまでなります。4人に1人が外国人…

もちろん経済効果を狙ってオーストラリアが様々な努力をして移民政策を進めてきたのは事実です。

公用語が英語で、さらに過ごしやすい気候を持っているのもプラスに働いているでしょう。

<strong>タク</strong>
タク

しかし、

  • オージー超のんびりしている
  • 都心を見ても外資企業ばかり

これらのことを考えると「なんかなぁ」なんて思ってしまいます笑。

ここまでをまとめると

資源に恵まれず、災害も多い中、自分たちで経済大国の地位を築いてきた努力は本当にすごい!

私はこう思うわけです。

まとめ

今回はオーストラリア経済の分析と私の主観まみれの意見をまとめました笑。

要点をまとめると

  • 人口バランスはオーストラリアは順調、日本はかなり不安あり
  • オーストラリアの方が就業人口の割合は増加
  • 物価を考えると、賃金のパワーに大きな差はない
  • 様々不利ながら今の経済地位を築いた日本はすごい

こんな感じになります!

以上、2つにわたった経済の記事でした!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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